今回は、危ない信託銀行のランキングです
銀行の安全性に関する指標は色々ありますが、全銀協のホームページを見ると、
主なものには「自己資本比率」「格付け」「不良債権の残高」などがあります
と書いてあります。
そこで、今回はこの3項目から、危ない信託銀行をランキングしたいと思います。
対象となるのは、金融庁の区分による信託銀行13社のうち、外資系をのぞく以下の11社です。
- 三菱UFJ信託銀行(CODE:0288)
- みずほ信託銀行(CODE:0289)
- 三井住友信託銀行(CODE:0294)
- 日本マスタートラスト信託銀行(CODE:0297)
- SMBC信託銀行(CODE:0300)
- 野村信託銀行(CODE:0304)
- オリックス銀行(CODE:0307)
- 農中信託銀行(CODE:0311)
- 新生信託銀行(CODE:0320)
- 日証金信託銀行(CODE:0321)
- 日本カストディ銀行(CODE:0324)
危ない信託銀行ランキング
①自己資本比率💣
まず、自己資本比率のワーストランキングを発表します。
数字は、2023年3月期決算のものです。
銀行名 | 自己資本比率 | |
1位 | 三井住友信託銀行 | 11.21% |
2位 | オリックス銀行 | 12.90% |
3位 | SMBC信託銀行 | 16.94% |
4位 | 野村信託銀行 | 18.70% |
5位 | 三菱UFJ信託銀行 | 19.60% |
6位 | みずほ信託銀行 | 25.11% |
7位 | 日本カストディ銀行 | 26.95% |
8位 | 日本マスタートラスト信託銀行 | 39.17% |
9位 | 日証金信託銀行 | 86.50% |
10位 | 農中信託銀行 | 188.33% |
11位 | 新生信託銀行 | 241.31% |
自己資本比率は、銀行の健全性を示す重要な指標です。
バーゼルⅢでは、国際業務を行う銀行に対し自己資本比率8%以上を、国内銀行には4%以上を求めています。
信託銀行は自己資本比率が高いですね!
ワースト1位となった三井住友信託銀行でも11%を超えています。
自己資本比率で見ると、危ない信託銀行はありません。
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