古今東西を問わず、銀行の不祥事件は発生しています。
お金を扱う商売である以上、宿命というべきなのでしょうか?
今回は、2023年に発生した銀行の不祥事件をご紹介していきます。
◆2023年1月24日発表・東和銀行
群馬県の東和銀行では、53歳男性行員による不祥事が発生しました。
太田支店に勤務していた男性行員は、2020年10月から2022年6月までの間、数名の客から現金を預かり着服。
着服総額は1,650 万円で、既に全額弁済されています。
東和銀行は、1月23日付けで男性行員を懲戒解雇処分とし、上司なども処分した上で、警察にも通報しています。
前橋市に本店を置く東和銀行の行員が、複数の顧客から合わせて1650万円を不適切に預かり着服したとして、懲戒解雇の処分を受けましたhttps://t.co/3xIDoE6Ude
— NHK前橋 (@nhk_maebashi) January 24, 2023
◆2023年1月30日発表・十八親和銀行
長崎県の十八親和銀行では、64歳男性行員による不祥事が発生しました。
男性行員は、営業協力を口実として、親族・知人14名にカードローン作成を依頼し、解約すると偽って、ローンカードや通帳を搾取していました。
男性行員は、1987年12月から2022年12 月にかけて、ローンカード等を不正利用し、その借入金を着服。
利用限度額の合計は、1,760万円にのぼります。
十八親和銀行は、当該行員を2023年1月30日付で懲戒解雇。
着服金は全額弁済されたとのことですが、銀行は警察へ通報しています。
十八親和銀行 1300万円余着服の男性行員を懲戒解雇 #長崎NEWSWEB https://t.co/YjGBNDrzMu
— NHK長崎放送局 (@nhk_nagasaki) January 30, 2023
◆2023年2月21日発表・みずほ信託銀行
みずほ信託銀行では、50代女性社員による不祥事が発生しました。
女性行員は、2008年から2023年2月まで、同行の富山支店に勤務。
複数の高齢者に現金を届ける際にその現金の一部を着服し、生活費や遊興費等に使用していました。
被害総額は約6千万円。
みずほ信託銀行は、女性社員を懲戒解雇処分にするとともに、刑事告訴も検討しています。
【みずほ信託銀行富山支店
元行員約6000万円着服】50代の元行員は、解約口座などの現金を顧客に引き渡す業務などを行っていて、13人の被害者全員が70歳以上の高齢者でした。
銀行は顧客に補償するための手続きを進めるとともに刑事告訴も検討。#富山NEWSWEB https://t.co/u1d14m5dpc— NHKとやま (@nhk_toyama) February 22, 2023
◆2023年3月10日発表・徳島大正銀行
徳島大正銀行では、30代の行員による不祥事が発生しました。
行員は、大阪府内の営業店に勤務していた2022年9月26日~2023年2月3日、店内の紙幣入出金機を不正操作して、現金を着服。
着服金額は合計602万円となり、生活費や遊興費に充てていました。
内部監査で発覚し、行員は2月28日付で懲戒解雇。
着服金は全額弁済し、顧客への被害もなかったことから、刑事告訴はしない方針です。
徳島大正銀行 元行員が600万円余着服 刑事告訴しない方針https://t.co/qPixpeNisu
— NHK徳島放送局 (@nhk_tokushima) March 10, 2023
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