◆2023年3月15日発表・佐賀銀行
佐賀銀行では、顧客情報の紛失が発生しています。[1]
紛失したのは、太良支店の預金、為替、融資の各種伝票で、氏名(社名)、住所、口座番号、電話番号、生年月日などが記載されていました。
2月21日に伝票を箱詰めする準備作業を行っている時に、伝票を収納したダンボール箱1箱を紛失していることが判明。
調査の結果、2021年11月9日の定例破棄作業の時に、誤破棄された可能性が高いと見られています。
◆2023年3月17日発表・みなと銀行
兵庫県のみなと銀行でも、顧客情報の紛失が発生しています。[2]
紛失した書類は、旧みどり銀行の休眠預金の印鑑票で、口座番号、氏名、法人名、住所などが記載。
土山支店の口座で、
- 定期預金、定期積金、通知預金合わせて34件(個人)
- 当座預金234件(法人・個人)
となっています。
みなと銀行は、
店舗内の文書整理の際に誤廃棄した可能性が高く、外部への情報流出の可能性は低い
としています。
◆2023年5月2日発表・北陸銀行
北陸銀行では、50 代の元男性行員による不祥事が発覚しました。
元行員は、金沢市内の営業店に勤務していた1990年~1991年の間に顧客に成りすまし、カードローンを作成。
その後、ATM を利用し、複数回にわたり現金引き出しと返済を行っていました。
成りすましされた顧客数は2先で、判明した融資残高は 1,226,810円。
男性行員は、すでに1999年3月に退職していますが、北陸銀行は男性を刑事告訴する方針です。
【北陸銀行の元行員 約120万円の融資を詐取 刑事告訴へ】
富山市に本店がある北陸銀行の元行員が、顧客になりすましてカードローン口座を作り、約120万円の融資をだまし取っていたことがわかりました。 #NHK富山https://t.co/EWXaxXmabz
— NHKとやま (@nhk_toyama) May 2, 2023
◆まとめ
という訳で今回は、2023年に発生した銀行の不祥事をご紹介してきました。
残念ながらまだまだ発生すると思われるので、都度、追加していきたいと思います。
◇脚注
- ニッキン 2023年3月15日 佐賀銀、太良支店で伝票の一部紛失
- ニッキン 2023年3月17日 みなと銀 顧客情報を紛失
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