第二地銀37行🔥不良債権ランキング
③貸倒引当率
最後に貸倒引当率のベスト10です。
銀行名 | 引当率 | 貸出金残高 | 貸倒引当金合計 | |
1位 | 南日本銀行 | 1.97% | 5,789億円 | 114億円 |
2位 | 佐賀共栄銀行 | 1.85% | 1,908億円 | 35億円 |
3位 | 高知銀行 | 1.72% | 7,576億円 | 130億円 |
4位 | きらやか銀行 | 1.44% | 9,819億円 | 141億円 |
5位 | 福邦銀行 | 1.25% | 3,492億円 | 44億円 |
6位 | もみじ銀行 | 1.19% | 2兆4,638億円 | 293億円 |
7位 | 豊和銀行 | 1.16% | 4,203億円 | 49億円 |
8位 | 東日本銀行 | 1.02% | 1兆6,644億円 | 170億円 |
9位 | 熊本銀行 | 1.01% | 1兆9,823億円 | 201億円 |
10位 | 富山第一銀行 | 0.98% | 9,547億円 | 94億円 |
貸倒引当率とは、貸出金に対する貸倒引当金の割合です。
この値が高ければ、それだけ不良債権への備えをしていることになりますが、それだけ不良債権があるということにもなります。
首位は南日本銀行(1.97%)が2冠を達成しました👑
2位には佐賀共栄銀行(1.85%)がランクインしています。
同行は、1949年(昭和24年)12月に佐賀無尽株式会社として設立。
平成以降に設立された「新たな形態の銀行」を除けば、資産規模ベースで日本最小の銀行となっています。
貸倒引当金も35億円と少額ですが、貸金量も小規模であるため、上位に顔を出してしまいました
11位以下はこうなっています。
銀行名 | 引当率 | 貸出金残高 | 貸倒引当金合計 | |
11位 | 東京スター銀行 | 0.98% | 1兆4,286億円 | 140億円 |
12位 | 福島銀行 | 0.93% | 5,845億円 | 54億円 |
13位 | 島根銀行 | 0.92% | 3,430億円 | 31億円 |
14位 | 長野銀行 | 0.89% | 6,951億円 | 62億円 |
15位 | 北日本銀行 | 0.78% | 1兆0,414億円 | 81億円 |
16位 | 福岡中央銀行 | 0.76% | 4,245億円 | 32億円 |
17位 | 仙台銀行 | 0.74% | 9,033億円 | 67億円 |
18位 | 愛媛銀行 | 0.74% | 1兆9,275億円 | 142億円 |
19位 | 徳島大正銀行 | 0.70% | 1兆9,053億円 | 133億円 |
20位 | みなと銀行 | 0.68% | 3兆0,532億円 | 207億円 |
21位 | 中京銀行 | 0.67% | 1兆5,683億円 | 105億円 |
22位 | 沖縄海邦銀行 | 0.61% | 5,496億円 | 34億円 |
23位 | 栃木銀行 | 0.58% | 2兆0,317億円 | 118億円 |
24位 | 香川銀行 | 0.57% | 1兆4,985億円 | 86億円 |
25位 | 静岡中央銀行 | 0.57% | 5,966億円 | 34億円 |
26位 | 西京銀行 | 0.54% | 1兆5,723億円 | 85億円 |
27位 | 愛知銀行 | 0.53% | 3兆0,070億円 | 158億円 |
28位 | 北洋銀行 | 0.48% | 7兆7,626億円 | 371億円 |
29位 | 神奈川銀行 | 0.45% | 3,981億円 | 18億円 |
30位 | トマト銀行 | 0.45% | 1兆0,206億円 | 46億円 |
31位 | 東和銀行 | 0.44% | 1兆5,648億円 | 69億円 |
32位 | 大光銀行 | 0.43% | 1兆1,336億円 | 49億円 |
33位 | 宮崎太陽銀行 | 0.39% | 5,441億円 | 21億円 |
34位 | 大東銀行 | 0.38% | 6,612億円 | 25億円 |
35位 | 名古屋銀行 | 0.36% | 3兆6,324億円 | 130億円 |
36位 | 京葉銀行 | 0.35% | 4兆0,878億円 | 144億円 |
37位 | 長崎銀行 | 0.12% | 2,673億円 | 3億円 |
◆まとめ
という訳で今回は、第二地銀37行の不良債権をいろんな角度で比較してきました。
1997年の金融危機のような事態とならないよう、不良債権はしっかりと開示していくことが大事ですね。
この記事が、銀行を分析する上で何かの参考になりましたら嬉しいです。
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