メガバンクの中でも最大の規模を誇る、三菱UFJ銀行。
今回は、三菱UFJ銀行単体の2022年9月期決算を分析していきます。
◆貸借対照表
三菱UFJ銀行単体の2022年9月期の貸借対照表は、以下のようになっています。
2022年9月期 | 2021年9月期 | 増減 | |
総資産額 | 284兆6,240億円 | 257兆5,696億円 | 27兆0,544億円 |
純資産額 | 7兆9,009億円 | 10兆1,856億円 | -2兆2,847億円 |
預金残高 | 187兆0,407億円 | 180兆3,963億円 | 6兆6,444億円 |
貸出金残高 | 97兆4,911億円 | 85兆2,516億円 | 12兆2,395億円 |
有価証券残高 | 66兆8,918億円 | 63兆8,001億円 | 3兆0,918億円 |
①預貸率
三菱UFJ銀行単体の2022年9月期の預金量は、187兆407億円。
貸出金残高は、97兆4,911億円。
預金をどれだけ貸出金に振り向けたかを表す預貸率は、52.1%です。
②預証率
三菱UFJ銀行単体の2022年9月期の預金量は、187兆407億円。
有価証券残高は、66兆8,918億円。
預金をどれだけ有価証券投資に振り向けたかを表す預証率は、35.8%です。
③自己資本比率
三菱UFJ銀行単体の2022年9月期の総自己資本の額は、10兆6,744億円。
リスクアセットの額は、106兆3,220億円。
銀行の健全性を示す自己資本比率は、10.03%となっています。
④不良債権比率
三菱UFJ銀行単体の2022年9月期の不良債権残高は、9,666億円。
債権の合計金額は、108兆9,471億円。
不良債権比率は、0.88%となっています。
◆損益計算書
三菱UFJ銀行単体の2022年9月期の損益計算書は、以下のようになっています。
2022年9月期 | 2021年9月期 | 増減 | |
経常収益 | 2兆1,770億円 | 1兆2,841億円 | 8,929億円 |
業務粗利益 | 9,622億円 | 7,922億円 | 1,700億円 |
経費 | 5,578億円 | 5,473億円 | 105億円 |
業務純益 | 4,044億円 | 2,448億円 | 1,596億円 |
経常利益 | 6,267億円 | 4,253億円 | 2,014億円 |
中間純利益 | 4,410億円 | 3,084億円 | 1,327億円 |
①OHR(経費率)
三菱UFJ銀行単体の2022年9月期の業務粗利益は、9,622億円。
経費の額は、5,578億円。
OHR(経費率)は、58.00%となっています。
②ROA(総資本利益率)
三菱UFJ銀行単体の2022年9月期の総資産額は、284兆6,240億円。
中間純利益の額は、4,410億円。
ROA(総資本利益率)は、0.15%となっています。
③ROE(自己資本利益率)
三菱UFJ銀行単体の2022年9月期の自己資本額は、7兆9,009億円。
中間純利益の額は、4,410億円。
ROE(経費率)は、5.58%となっています。
◆まとめ
という訳で今回は、三菱UFJ銀行の2022年9月期決算を分析してきました。
さすがにトップクラスの規模と健全性を兼ね揃えていますね。
三菱UFJ銀行に立ち向かえる銀行は、国内にはないのでしょうか?
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