今回は、弁護士との委任契約のことを書こうと思います。
1月10日のクレジットカード 返済日が過ぎていたので、時間的な余裕はありませんでした。
- 大阪の弁護士
- 司法書士
- 地元の弁護士
と話した結果、私は大阪の弁護士事務所にメールを送りました。
◆弁護士との委任契約
弁護士事務所と委任契約を行ったのは、1月22日(水)。
初めての電話面談から10日余りが過ぎていました。
当然、クレジットカード2社から督促の電話が来ましたが、事前にアドバイスをもらった通りに返答しています。
「ご返済の件は弁護士に相談していますので少々お待ちください」
クレジットカード会社は弁護士事務所名を確認し、それ以上は何も言いませんでした。
いよいよ弁護士との委任契約の日。
平日だったので仕事を早退し、契約に臨みます。
電話面談をした弁護士から、契約内容の説明を受けました。
契約金額は57万円で、
- 1月 3万円
- 2月 6万円
- 3月 6万円
- 4月 6万円
- 5月 6万円
- 6月 6万円
- 8月 6万円
- 9月 6万円
- 10月 6万円
- 11月 6万円
という分割払いとなりました。
「債権者は10ヶ月も待ってくれるのでしょうか?」
素朴な質問に弁護士は力強く答えます。
大丈夫。もっと長い例もありますよ
◆個人再生に関する重要事項説明
契約とあわせて、個人再生に関する重要事項説明を受けました。
内容は、正直かなり重たいものでした。
特に印象に残っているのは、次の点です。
- すべての借入先を正確に開示すること
- 財産はすべて開示すること
- 借金の返済は厳禁
- 浪費・ギャンブルは厳禁
- 新たな借入は厳禁
ここまでは、覚悟していた内容でした。
さらに、
- 個人再生によってどこまで負債が圧縮されるか
- 住宅ローンの支払いは今後も継続すること
- 財産の評価額が大きいと、それが返済基準になること
- 過半数の債権者が反対すれば、再生計画は認可されないこと
こうした現実的で、逃げ場のない説明が続きました。
◆「もう後戻りできない」という実感
説明を聞き終えたとき、私ははっきりと感じました。
「ああ、もう後戻りはできないな」
これまでは、
- 相談した
- 比較した
- 悩んだ
という段階でした。
しかし、この契約を境に、債務整理は検討事項ではなくて進行中の現実になったのでした。
◆契約はすべてクラウド契約書
意外に感じたのは、契約がすべてクラウド上で完結したことです。
クラウド契約書は仕事で使っていたけど、こういう分野は紙の契約書に押印する、という流れをイメージしていました。
案内されたURLからスマホでログインし、契約書・重要事項説明書を確認し、同意する。
それだけで手続きは進みました。
「これで本当に大丈夫なのか?」
と思ったのも事実ですが、同時に、合理的で今どきだとも感じました。
◆今後の連絡はすべてLINEで
契約後、事務所から伝えられたのは、
今後のやり取りはすべてLINEで行います
ということでした。
電話やメールではなく、LINE。
これも少し意外でしたが、考えてみればチャット形式の方が記録も残り、こちらの都合の良いタイミングで確認・返信ができます。
実際、重要な連絡が散逸しないという意味では、とても合理的な方法だと思いました。
◆書類はすべてLINEのアルバムに
契約書や重要事項説明書は、LINEのアルバム機能にアップされました。
必要なときに、いつでも見返せる。
これもまた、合理的だと感じました。
ただ、アルバムに並んだ書類を見ながら、
「本当にここまで来てしまったんだな」
と、静かに実感していたのも事実です。
◆まとめ
1月22日。
この日、私は大阪の弁護士と正式に契約しました。
借金4,000万円。
個人再生。
もう、途中で投げ出すことはできません。
次回は、契約後すぐに始まった書類集めと現実的な制約について書こうと思います。
債務整理は、契約した瞬間から確実に生活を変えていくものだと、ここから体感していくこととなります。
この日記が、借金に悩む人の参考になると嬉しいです📓


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