今回は、安全なネット銀行のランキングです
銀行の安全性に関する指標は色々ありますが、全銀協のホームページを見ると、
主なものには「自己資本比率」「格付け」「不良債権の残高」などがあります
と書いてあります。
そこで、今回はこの3項目から、安全なネット銀行をランキングしたいと思います。
対象となるのは、金融庁の区分による信託銀行13社のうち、外資系をのぞく以下の11社です。
金融機関コード | 銀行名 | |
1 | 0033 | paypay銀行 |
2 | 0035 | ソニー銀行 |
3 | 0036 | 楽天銀行 |
4 | 0038 | 住信SBIネット銀行 |
5 | 0039 | auじぶん銀行 |
6 | 0041 | 大和ネクスト銀行 |
7 | 0043 | みんなの銀行 |
8 | 0044 | UI銀行 |
9 | 0310 | GMOあおぞらネット銀行 |
安全なネット銀行ランキング
①:自己資本比率⛑️
まず、自己資本比率のランキングを発表します。
数字は、2023年3月期決算のものです。
銀行名 | 自己資本比率 | |
1位 | GMOあおぞらネット銀行 | 33.81% |
2位 | 大和ネクスト銀行 | 31.60% |
3位 | みんなの銀行 | 24.53% |
4位 | paypay銀行 | 20.73% |
5位 | ソニー銀行 | 13.29% |
6位 | 楽天銀行 | 10.57% |
7位 | auじぶん銀行 | 10.49% |
8位 | 住信SBIネット銀行 | 8.95% |
9位 | UI銀行 | 6.88% |
自己資本比率は、銀行の健全性を示す重要な指標です。
バーゼルⅢでは、国際業務を行う銀行に対し自己資本比率8%以上を、国内銀行には4%以上を求めています。
トップはGMOあおぞらネット銀行。
同銀行は2022年10月、親会社のあおぞら銀行とGMOグループから約87億円の資本増強を受けました。
自己資本が充実しているのはこの影響なのでしょう。
7位までのネット銀行は、10%を上回っています。
8位のUI銀行だけは自己資本比率が低いですね
決算2期目の新しい銀行なので、創業期の調整局面と言えるでしょう。
自己資本比率で見ると、ほとんどのネット銀行は「安全」と言えます。
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