車がない生活は、思っていた以上に不便でした。
債務整理の手続きを進めている最中、私は新たにローンを組めない立場にあります。
それでも生活のため、妻の名義で中古車のローン審査に申し込むことになりました。
通らないかもしれない不安を抱えながら、車を見て回ったあの日のことを振り返って書いています。
▪️なぜ、妻名義で車を探すことになったのか
実は、ハリアーの2つ前に乗っていた車も中古車で、大手の中古車販売店から購入していました。
当時の担当者とは顔なじみで、今回も連絡を取ろうと思えば取れる状況です。
しかし今回は、同じ店に行く気にはなれませんでした。
債務整理の手続きを進めており、すでに受任通知も出ています。
私自身の名義では新たにローンを組むことができず、車を買うとすれば妻名義にするしかない状況でした。
顔を知っている担当者の前で、事情を説明するのは正直つらい。
「なぜ名義が違うのか」「なぜローンを組めないのか」
聞かれなくても、こちらが勝手に気にしてしまう。
そんなことを考え、今回は別の中古車店に行こうと決めました。
車が必要な事情は変わりません。
ただ、以前と同じやり方はもう通用しない。
その現実を受け入れたうえで、できる選択肢の中から進むしかないと思っていました。
▪️中古車店で、最初に聞いたこと
対応してくれたのは、ベテラン風の男性店員でした。
年齢ははっきり分かりませんが、場数を踏んでいそうな落ち着いた雰囲気で、こちらの話も遮らずに聞いてくれます。
少しだけ、気持ちが楽になりました。
一通りの挨拶を済ませたあと、私は最初に聞きたいことをそのまま伝えました。
「パート収入のみの妻名義で、ローンは組めますか?」
遠回しに聞く余裕はありませんでした。
車を見て回って期待してから「無理です」と言われるのが、一番つらい。
可能性があるのかどうか、それだけを先に知りたかったのだと思います。
男性店員は、少しも驚いた様子を見せずに答えました。
不可能なんてことは、全然ありませんよ
最終的には審査を受ける必要がありますが、奥さまの収支を組んでみれば、審査に出す前にある程度わかることもあります
その言葉を聞いて、期待が一気に膨らんだわけではありません。
ただ、「最初から門前払いではない」という事実だけで、十分でした。
まずは車を選んでみましょう。返済できそうかどうか、一緒に考えてみませんか
そう言われて、ようやく展示されている車に目を向ける気持ちになりました。
この時点では、まだ半信半疑。
通るかどうかよりも、「現実的な選択ができるか」を探している感覚に近かったと思います。
▪️燃費を重視して選んだ、現実的な一台
希望する車の条件を聞かれ、少し考えました。
贅沢を言える立場ではありませんが、ひとつ挙げるとすれば「燃費が良いこと」でした。
それまで乗っていたハリアーは、ガソリンモデルでした。
カタログ上の燃費はリッター15km前後とされていましたが、実際には10km少しといったところ。
ガソリンタンクも大きく、ガソリン価格が高い時期だったこともあり、1回の給油で1万円近くかかることもありました。
ガソリンスタンドに向かうたび、気持ちが重くなる。
今思えば、あの感覚がすでに家計の限界を示していたのかもしれません。
最初は軽自動車を考えていました。
税金も安く、維持費も抑えられる。
生活を考えれば、自然な選択だったと思います。
ただ、店員さんが勧めてくれたのは、トヨタのハイブリッド専用モデルであるアクアでした。
燃費で言えば、王様みたいな車ですよ
その一言に、思わず反応してしまいました。
実家への帰省など、遠出をすることも考えると、燃費の良さはそのまま安心感につながります。
軽自動車より税金は高くなりますが、燃費を考えればトータルでは悪くない選択に思えました。
先代はトヨタ・ハリアー、その前もトヨタのミニバン。
気づけば、ずっとトヨタ車に乗ってきました。
濃いブルーのボディカラーも悪くなく、見た目も想像していたよりしっかりしている。
このあたりで、気持ちはほぼアクアに傾いていました。
「背伸びしすぎず、でも妥協しすぎない」
そんな落としどころに思えたのです。
▪️ローン審査を待つ時間に考えていたこと
車が決まり、見積もりが出ました。
諸費用込みで、およそ120万円。
5年ローンにすると、月々の返済額は2万2,800円になります。
妻のパート収入は、手取りで月に7万円ほど。
そのほとんどを生活費に回していることを考えれば、決して余裕があるとは言えません。
正直なところ、「本当に通るのだろうか」という気持ちの方が強くありました。
店員さんに案内され、タブレットでローンの申し込みを進めます。
入力しているのは妻ですが、その横で画面を眺めながら、私は何も言えずにいました。
この収入で、車のローンを組ませる。
頭では「生活に必要だから」と分かっていても、気持ちは簡単に割り切れません。
「こんな状況になって、ごめん」
声には出しませんでしたが、心の中でそう思いました。
申し込みが終わり、結果を待つ時間。
長かったわけではないはずですが、妙に落ち着きません。
もし否決だったら、次はどうするのか。
車のない生活に戻るのか。
それとも、別の選択肢を探すのか。
そんなことを考えているうちに、店員さんがこちらに戻ってきました。
「審査、通りました」
短い一言でした。
タブレットの画面には「承認」の表示。
その瞬間、肩の力が抜けました。
大きく喜ぶというより、「とりあえず、生活は回せる」という安堵に近い感覚だったと思います。
こうして、我が家に車が戻ってくることが決まりました。
▪️まとめ
ローン審査の通過は、我が家にとって久しぶりの明るいニュースとなりました。
これからまた幾つかの問題が出てくるのですが、長くなりそうなのでまた次回で書きたいと思います。
債務整理はこれからも続いていきます。
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