ネットバンク・流通系銀行📉ROEランキング
それでは、ネットバンク・流通系銀行のROEランキングです。
銀行名 | ROE | 純資産 2023年3月期 |
当期純利益 2023年3月期 |
|
1位 | 住信SBIネット銀行 | 15.18% | 1,310億円 | 199億円 |
2位 | 楽天銀行 | 13.41% | 2,093億円 | 281億円 |
3位 | ソニー銀行 | 10.08% | 1,241億円 | 125億円 |
4位 | ローソン銀行 | 8.49% | 278億円 | 24億円 |
5位 | セブン銀行 | 8.01% | 2,436億円 | 195億円 |
6位 | auじぶん銀行 | 4.62% | 1,404億円 | 65億円 |
7位 | paypay銀行 | 3.40% | 1,318億円 | 45億円 |
8位 | 大和ネクスト銀行 | 2.92% | 1,416億円 | 41億円 |
9位 | イオン銀行 | 2.36% | 2,819億円 | 66億円 |
10位 | GMOあおぞらネット銀行 | -26.51% | 155億円 | -41億円 |
11位 | UI銀行 | -28.14% | 65億円 | -18億円 |
12位 | みんなの銀行 | -56.84% | 76億円 | -43億円 |
トップは住信SBIネット銀行で15.18%。
同行は名前の通り、三井住友信託銀行とSBIグループが2007年に共同で設立したネットバンクです。
銀行でありながら正社員の半数がシステム開発等に従事し、IT技術を駆使した金融サービスを展開。
審査のほとんどをAIで完結させ、維持費のかさむ直営の支店も持たず、経費率ではメガバンクや地銀の多くが60~70%台で並ぶのに対して、住信SBIネット銀は50%を切っています。
こうしたコスト競争力が、ROEの高さに繋がる結果となりました。
2023年3月には東証スタンダード市場に上場を果たしています!
全体を見ると、2位:楽天銀行、3位:ソニー銀行までは10%台をキープ。
4位から徐々に下がっていき2%~8%台で推移し、10位以下は赤字となりました。
赤字は論外として、10%台を目指したいところですね
◆まとめ
という訳で今回は、ネットバンク・流通系銀行のROEをランキングで紹介してきました。
ちなみにネットバンク・流通系銀行のROE平均は6.31%。
他業種に比べて低い水準にありますが、これは銀行が厳しい資本規制の下にあり、他の業種より高水準の資本が必要であることによるもの。
単純に収益性が低いとはいえません
しかし、特に株式を上場している銀行は、ROEを高める努力を続けていかなければならないと思います。
この記事が、銀行を分析する上で何かの参考になりましたら嬉しいです。
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