メガバンク・大手銀行🔥不良債権ランキング
③貸倒引当率
最後に貸倒引当率のランキングです。
銀行名 | 引当率 | 貸出金残高 | 貸倒引当金合計 | |
1位 | あおぞら銀行 | 1.16% | 3兆7,101億円 | 432億円 |
2位 | みずほ銀行 | 0.75% | 87兆2,804億円 | 6,577億円 |
3位 | 三菱UFJ銀行 | 0.63% | 97兆1,277億円 | 6,088億円 |
4位 | 三井住友銀行 | 0.54% | 94兆3,074億円 | 5,084億円 |
5位 | りそな銀行 | 0.47% | 22兆6,557億円 | 1,059億円 |
6位 | SBI新生銀行 | 0.41% | 7兆2,556億円 | 299億円 |
7位 | 埼玉りそな銀行 | 0.27% | 8兆8,113億円 | 241億円 |
8位 | SBJ銀行 | 0.27% | 1兆0,809億円 | 29億円 |
9位 | ゆうちょ銀行 | 0.02% | 5兆6,044億円 | 10億円 |
貸倒引当率とは、貸出金に対する貸倒引当金の割合です。
この値が高ければ、それだけ不良債権への備えをしていることになりますが、それだけ不良債権があるということにもなります。
首位はあおぞら銀行(1.16%)となりました👑
同行の前身である日本債権銀行は、不良債権問題で行き詰まり、1998年に破綻しました。
その後、ソフトバンク・オリックス・東京海上が組成した投資ファンドが買収。
商号変更、普通銀行への転換を経て現体制となっています。
2006年に再上場を果たし、2015年には公的資金を完済。
以降は自主独立路線を歩み、新事業や成長分野への展開を積極的に進めています。
傘下のGMOあおぞらネット銀行も順調ですね
◆まとめ
という訳で今回は、メガバンク・大手銀行の不良債権をいろんな角度で比較してきました。
1997年の金融危機のような事態とならないよう、不良債権はしっかりと開示していくことが大事ですね。
この記事が、銀行を分析する上で何かの参考になりましたら嬉しいです。
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