信託銀行🔥不良債権ランキング
③貸倒引当率
最後に貸倒引当率のランキングです。
銀行名 | 引当率 | 貸出金残高 | 貸倒引当金合計 | |
1位 | 三井住友信託銀行 | 0.33% | 31兆9,473億円 | 1,058億円 |
2位 | 野村信託銀行 | 0.18% | 7,982億円 | 14億円 |
3位 | みずほ信託銀行 | 0.12% | 3兆0,658億円 | 36億円 |
4位 | オリックス銀行 | 0.11% | 2兆2,243億円 | 24億円 |
5位 | SMBC信託銀行銀行 | 0.10% | 2兆0,434億円 | 21億円 |
6位 | 三菱UFJ信託銀行 | 0.04% | 2兆2,721億円 | 10億円 |
7位 | 日証金信託銀行 | 0.02% | 5,098億円 | 1億円 |
– | 日本マスタートラスト信託銀行銀行 | – | 4,804億円 | – |
– | 農中信託銀行 | – | – | – |
– | 新生信託銀行 | – | – | – |
– | 日本カストディ銀行 | – | – | – |
貸倒引当率とは、貸出金に対する貸倒引当金の割合です。
この値が高ければ、それだけ不良債権への備えをしていることになりますが、それだけ不良債権があるということにもなります。
首位は三井住友信託銀行(0.33%)で2冠を達成👑
2位には野村信託銀行(0.18%)がランクインしました。
野村信託は名前の通り、1993年(平成5年)8月に、野村證券(現・野村ホールディングス)の信託子会社として設立。
2010年には、日興シティ信託銀行を吸収合併し、存在感を増しています。
2014年には、日本の銀行で初めて女性のトップが誕生しています
融資は証券担保ローンのみ取り扱い。
担保でカバーできない分を引き当てとして積んでいるのでしょう。
◆まとめ
という訳で今回は、信託銀行の不良債権をいろんな角度で比較してきました。
1997年の金融危機のような事態とならないよう、不良債権はしっかりと開示していくことが大事ですね。
この記事が、銀行を分析する上で何かの参考になりましたら嬉しいです。
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