2024年3月6日、三井住友銀行は女性初の副頭取が誕生する人事を発表しました。
今回は、三井住友銀の新副頭取・工藤禎子（くどう・ていこ）氏の【横顔】をご紹介します。
（工藤禎子氏↓）
三井住友銀副頭取に工藤禎子氏 プロジェクト融資で実績https://t.co/Nln4yd3WLw
— 日本経済新聞 電子版（日経電子版） (@nikkei) March 6, 2024
◆工藤禎子氏の出身地や年齢
工藤禎子氏は神奈川県横浜市の出身。[1]
1964年〈昭和39年〉5月22日生まれなので、副頭取就任時の年齢は、59歳になります。
中学・高校は地元横浜のフェリス女学院中学校・高等学校に通っています。
◆工藤禎子氏の出身大学
工藤禎子氏は1987年3月に慶應義塾大学経済学部経済学科（理論経済学：福岡正夫研究会）を卒業しました。[2]
慶応義塾大学経済学部出身の銀行トップは、
- 三毛兼承（みけ・かねつぐ）氏･･･1979年卒、三菱UFJ銀行元頭取
- 笠原慶久（かさはら・よしひさ）氏…1984年卒、肥後銀行頭取
-
氏家照彦（うじいえ・てるひこ）氏…1993年卒、七十七銀行元頭取
などがいます。
工藤さんは大学時代、体育会庭球部に所属。
毎日朝９時から午後3時まで練習で、コート整備まで終わるのは夕方５時頃でした。
ん？いつ授業に出るのでしょう？
◆工藤禎子氏の経歴
工藤禎子氏は大学卒業後の1987年4月、住友銀行に入行しました。
男女雇用機会均等法施行の翌年で、女性総合職の１期生。
しかし特別な気負いはなく、支店勤務で窓口サポート役として店内を走り回っていました。
２年後に国際業務部に異動になり、プロジェクトファイナンスと運命の出会いを果たします。
その後の経歴は以下の通りです。
- 1996年 香港の現地法人でデリバティブ業務を経験
- 1999年 国際業務部プロジ ェクトファイナンス室室長代理
- 2006年 ストラクチャードファイナンス営業部制度金融グループ長
- 2009年 同部環境ソリューション室長
- 2012年 同部成長産業クラスター室長
- 2014年4月 三井住友銀行初の女性の執行役員に就任
- 2017年4月 常務執行役員
- 2018年 トヨタ自動車初の取締役に就任
- 2020年 三井住友銀行の専務執行役員
◆まとめ
という訳で今回は、三井住友銀行の新副頭取となる工藤禎子さんにスポットを当てご紹介してきました。
メガバンク初の女性頭取はあるのか？
工藤氏の活躍に注目していきたいと思います。
◇脚注
- 日刊スポーツ 2024年3月6日 三井住友銀行に女性副頭取、工藤禎子専務執行役員 ３メガバンクで初の要職就任
- 朝日新聞 2024年3月6日 3メガ初の女性副頭取が就任 三井住友銀の工藤氏、女性総合職1期生
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