信託銀行３社🏠住宅ローンランキング【2023年3月期】期末残高、増減額、増減率で比較！

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今回は、信託銀行の住宅ローン残高ランキングです！

個人取引のメイン化が図れる住宅ローンは、各銀行が力を入れる分野。

しかしよく見ると、銀行によって方針に違いも見られるようですね。

そこで今回は、信託銀行における住宅ローンの動向を、ランキングでご紹介していきます。

対象となるのは、以下の11銀行です

実際に信託銀行で住宅ローンを取り扱っているのは上の３社のみなので、３銀行によるランキングとなります

信託銀行🏠住宅ローンランキング ①残高

最初は、2023年3月期末の残高ランキングです。

トップは三井住友信託銀行。

以下、三菱UFJ信託銀行、みずほ信託銀行と続いています。

日本の銀行全体で見てみると、

１位…三菱UFJ銀行（13.9兆円）
２位…三井住友銀行（11.0兆円）
３位…三井住友信託銀行（10.4兆円）
４位…りそな銀行（8.5兆円）
５位…みずほ銀行（7.7兆円）

となっており、三井住友信託は住宅ローンで存在感がありますね。

みずほグループはこの分野に力が入っていないことが分かります

次に、住宅ローン増減額のベスト３です。

なんと３銀行とも残高を減らしています。

その中でも、一番減らしていないのはみずほ信託銀行。

信託３銀行の合計では、対前期比△1,735億円となりました。

実はメガバンクグループは最近、住宅ローンを「非注力分野」と位置付けています。

背景にはネットバンクの台頭があり、店舗を持たない身軽さを武器に異次元の低金利を実現。

金利競争で採算性が悪くなり、新規案件に限れば、黒字を確保できるかも怪しい状況です。

そこでメガバンクグループは住宅ローンの位置づけを見直して、高採算である大企業取引や海外事業へ、経営資源を振り向けているのです。

ある意味、メガ本来の仕事に戻ったとも言えるでしょう

2023年5月、みずほフィナンシャルグループが発表した、中期経営計画の中には、

住宅ローンを削減する

というショッキングな文言が盛り込まれました。

三井住友銀行は2023年2月に金融スーパーアプリ「オリーブ」を発表。

富裕層を除く個人取引は原則オリーブに一本化し、住宅ローンは合理化の対象となっています。

メガバンクグループのこれらの方針によりあぶれた顧客は、ネットバンクや地銀に流れることに。

ネットバンク全体の住宅ローン残高は、公表されているだけでも１兆円以上増加しています。

最後に、住宅ローン残高の増減率ベスト３です。