信託銀行11社📊 売上高ランキング③経常収益増減率
最後に、経常収益の増減率ランキングです。
| 銀行名 | 増減率 | 経常収益 2023年3月期 |
経常収益 2022年3月期 |
|
| 1位 | 三菱UFJ信託銀行 | 192.1% | 1兆1,679億円 | 6,080億円 |
| 2位 | 三井住友信託銀行 | 156.1% | 1兆3,101億円 | 8,393億円 |
| 3位 | SMBC信託銀行 | 152.3% | 861億円 | 565億円 |
| 4位 | 日証金信託銀行 | 113.6% | 34億円 | 30億円 |
| 5位 | 野村信託銀行 | 112.4% | 314億円 | 279億円 |
| 6位 | 日本マスタートラスト信託銀行 | 107.5% | 319億円 | 297億円 |
| 7位 | 新生信託銀行 | 105.1% | 17億円 | 17億円 |
| 8位 | 農中信託銀行 | 100.7% | 77億円 | 77億円 |
| 9位 | オリックス銀行 | 100.7% | 633億円 | 629億円 |
| 10位 | 日本カストディ銀行 | 100.6% | 580億円 | 577億円 |
| 11位 | みずほ信託銀行 | 93.2% | 1,621億円 | 1,740億円 |
首位は三菱UFJ信託銀行（前年比192.1%）。
２位以下もおおむね、増減額と同じ順位となっています。
そしてここでも最下位はみずほ信託銀行（前年比93.2％）
実はみずほ信託の経常収益は年々減少しています。
- 2018年度 2,095億円
- 2019年度 2,091億円
- 2020年度 1,919億円
- 2021年度 1,739億円
- 2022年度 1,621億円
個人融資（住宅ローン、個人ローン）、法人融資（不動産仲介や企業年金の幹事などに関係しないもの）などをみずほ銀行へ集約しているためです。
みずほ銀とは人事交流も盛んになっているので、信託分野の専門性の高い人材を確保できるかが課題となっています。
◆まとめ
という訳で今回は、信託銀行の売上高＝経常収益をランキングで紹介してきました。
項目ごとの１位は、
- 経常収益・・・三井住友信託銀行
- 経常収益増減額・・・三菱UFJ信託銀行
- 経常収益増減率・・・三菱UFJ信託銀行
となっています。
両者の差は僅かなので、信託銀行界の王者を決めるのは難しそうですね。
この記事が、銀行を分析する上で何かの参考になりましたら嬉しいです。
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